家の断熱材は
「グラスウールか」
「発泡ウレタンか」
ウレタンフォームは、ポリウレタンフォームの「ポリ」を省いて
慣用的に呼ばれている名称です。
ま、簡単に言うとプラスチック発泡体です(←いくらなんでも省略し過ぎ・・・・汗)
住宅で使うウレタンフォームは「現場吹付け発泡」という施工方法によって
木造の下地に直接吹き付けますから、細かい隙間があっても簡単に覆うことができるので、
つなぎ目が無く高次元の気密化が可能になっていますから、
万が一の火災の時でも、火の延焼をおさえ逃げおおせるだけの時間をシッカリとつくってくれます。
ただウレタンは可燃性なのでやめた方がいいです!という競合断熱材メーカーさん。
それはちょっと苦しい営業トークですよ
あ、火事だ!
「ああ!!!うちは断熱材がウレタンフォームだから早く逃げなきゃ!火事になるんだったらウレタンフォームにしなきゃ良かった!」
そんなことあるわけ無いです・・・
壁の中に火が入り込む前に、じゅうたんやカーテンなどの
家具類が先に燃えて、次に難燃性のプラスターボードが燃えて、そのあとやっとウレタンフォームの出番なんです!
あ、なんか言い方間違ってますね(汗
実は火の廻りを遅くするのに最も有効とされているのが気密性を高める事なんです。
高気密住宅では、火災の際にリビングのソファーがひとつ燃えただけで
その部屋の酸素を使ってしまって、火が鎮火したという事実もあるんです。
グラスウールは、というと。
住宅業界で使われ始めたのは大体20年位前からです。
当時はまだまだ住宅の断熱材と言えば、グラスウールが定番でしたかが「きちんとした」グラスウールの施工をしなくては意味をなしません。
(隙間無くグラスウールを内壁に充填して、きちんと内壁側に防湿層を設け外壁側に通気層(を設ければ大丈夫です。
ただめんどくさがられマス・・・。
現場監督に正確な知識が無ければ、グラスウール施工はあまり意味が無いと言えます。
正直コストの面を除けば性能面ではグラスウールはウレタンフォームにはかなわない、というのが結論ではないでしょうか?
高性能グラスウールと比べても、約3倍の値段がするのがネックですがこれくらい企業努力&お施主様ご協力で乗り越えたいところですネ