大黒柱と大黒様

現場でクライアントにリクエストされたので今日は大黒柱のお話をします~!
(みなさんどんどんリクエストしてくださいね)

大黒柱は家の中心にあって家の重量を支える柱のことで、別名「大極柱」。
この一番太い柱に全部の梁をかけて屋根を支えるようにしたのです。
この中心的な柱に面して台所が作られ、そこには台所の神様、かまどの神様である大黒天がまつられていましたので「大黒柱」と呼ばれるようになったのです。
つまり大黒柱はキッチンのすぐ脇にあります。

大黒柱から見て、土間を挟んで向かい側に位置しているひと廻り小さい太柱を「小黒柱」と呼びますが、それらがちょうど一対になる事から、同じ七福神の中で一組として信仰される事の多い「恵比寿様」にちなんで、「恵比寿柱」の別称もあります。
家庭内での比喩だと、大黒柱とは家族を支えて中心となる父親のこと、「小黒柱」「恵比寿柱」はお母さんのこと。今この表現をすると問題になりそうですから一応付け加えておきます「昔はそういわれていました!」と。
「おとーさん!!!アナタは一家の大黒柱なんだからもっとしっかりしてくれなくちゃ困るのよ!!」
というお母さんやおばあちゃんの言葉聞いた事ありませんか??
最近「大黒柱」のある家屋、建築方法はあまり見かけなくなりましたね。
しかも最近は全て集成柱で均等に力を受けちゃってるので「一家はみんなで支えています」
という風潮が強くなり、更におとーさんよりおかーさんの方が怖いと言う統計もあり大黒柱の存在は薄れるばかりww
家に大黒柱がなくなったからって一家の家長たるもの、もうちょっと強くあってほしいですね。
頑張れお父さん!!

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