「床の間」
詳しくは知らないけど何となく神聖な場所。
そんな認識の方がほとんどかと思います。
本来の床の間は、16世紀頃に登場した書院造りに取り入れられた「主君の座」でした。
そもそも、トコという日本語は、頑丈でビクともしない、絶対に変わらないもののこと。
「とこしえ(永久)」
「とこよ(常世)」
などと使われるように、「永遠」という意味を持つ言葉です。
それだけ神聖な床の間であるだけに無礼は許されぬ事なのです。
「床挿し」といって天井の竿が床の間に向けられ、あたかも床の間を串刺しにしているかのような状態の天井の造られかたを指します。武士の切腹に当たるとも言われています。
タタミの敷き方にも「床挿し」は存在しており、床の間の途中にタタミの切れ目がくる事を言いますがこれもダメ!
ただ、最近では、竿縁天井はあまり見られず、敷目板張りや化粧クロス貼りがごく一般的な天井の造られかたになっていますが、それでも敷目方向が床の間と直角にならないよう注意が必要です。
ちなみに
床の間のある部屋は主室、となりの部屋は次の間といい、天井の竿縁の向きや敷き目板の向きは主室とは90度変えることが一般的天井の造られ方なのです。
高級旅館には必ずと言ってよいほど「主室」と「次の間」がありますが慣わしに従っている「次の間」にはあまりお目にかかれないのはホント残念な事です。
日本人が日本を、和室を知らないなんて・・・・。
サザエさん家見て下さいヨ!タタミの敷き方、床の間の配置、床挿しではない天井敷き目方向、主室と次の間の天井敷き目方向、全て網羅されいるんです。スゲー。
そんなとこ見てサザエさん見てるの私・・・ホントヤバいです。。。
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カズヤ@100BIZさん
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