スカイツリーのライティング

すっかり有名になったスカイツリー。
個人的には国家プロジェクトとも言えるこの計画が何のコンペも行われなかった事について非常に疑問を感じます。
何だかな~この垢抜けない昔ながらのデザインセンス。
何がムサシなんだか、剣なんだか・・・
しかし建築技術に於いては最先端の技術が惜しむ事無く導入されています。
その一つがライティング。
スカイツリーのライティングは2つのオペレーションが一日毎に交互に現れる計画になっている事・・・ニュースなのでも御存知の方も多いかと思います。
今日はそのライティングについてちょっと掘り下げてみます。
2つのオペレーションは
・心意気の「粋」
タワー中央部を淡いブルーに照らしているオペレーション
・美意識の「雅」
外周の鉄骨を紫色に照らしているオペレーション、ゲイン塔頂部を富士山の冠雪のように白く照らすオペレーション
がテーマとなっています。
照射手法は各々4種類あり
1 下から上に照射する「ライトアップ」
2 上から下に照射する「ライトダウン」
3 星を散りばめたようにところどころ煌めいて見せる「交点照明」
4 2カ所ある展望台を1秒で1周させる「時計光」
また、「雅」に用いられる紫色は非常に攻撃的なコーディネートなんですヨ。
日本では歴史的に見ても「高貴な色」と位置づけられておりますが、表現が難しく、少しでもバランスを崩すと品を損ないかねないデリケートな色です。
紫色の提案は非常に高度なコーディネート技術が必要とされるのです。
少しだけ知識を持って見るだけで普段の景色は全く違って見えるもの。
デートで話題が途切れた時のネタにしてみて下さい〜
粋

雅

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